ランサーズにおける独自(ドメイン)のポートフォリオサイト利用について

ランサーズにおける独自(ドメイン)のポートフォリオサイト利用について

タイトルでは少し説明不足です。
『ランサーズにおける独自のポートフォリオ利用』というのは、主に次の2つの意味。

一つは【ランサーズでの制作物を自分の(独自ドメイン)のポートフォリオサイトに載せて利用できるか?】という点について。
もう一つは【独自のポートフォリオサイトをランサーズ内でURLを貼って(アピール材料として)利用できるか】?という点についてです。

この記事の対象の読者(ランサー)

自分は主にWebデザインの分野で、コンペ方式でランサーズを利用してきました。

記事の内容としては、Web制作全般(コーディング・CMS構築など)や、ロゴ、バナー、イラスト、紙媒体のデザイン制作全般に当てはまるかと思います。
(制作以外の、例えばライティングとかの分野は当てはまるかわかりません。)

方式はコンペだけでなく、プロジェクトに関連する内容もあります。

ランサーズの仕組み自体の説明は省略します。
参加の仕方、方式の違いがわからない場合は、サポートページをご確認ください。

利用ルールと料金
ご利用ガイド – 「ランサー編」

これから書く『ポートフォリオ利用』については現状詳しい案内ページはないようです。
そのため、全て個人的に問い合わせて回答してもらった内容になります。

たぶん大枠は今後も変わらなそうですが、心配な場合や疑問が残る場合はサポートに問い合わせると良いかと思います。
土日以外であれば、翌日には返信がもらえました。

ランサーズ内のプロフィールにも『ポートフォリオ』は用意されているが制約がある

先にもう一点補足。
ランサーズにはプロフィールページに『ポートフォリオ』という項目が用意されていて、ここに作品画像をアップできます。

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なので、『それを使えばいいのでは』と疑問に思われるかもしれません。

ただ、ランサーズ内のは表示される画像のサイズが決まっているため、カンプを縮小せず大きなサイズで見てもらいたい場合は不便です。
(クリックすると拡大表示されるが、それも縮小サイズ。)

デザインを見せたいのに、思い通りのサイズで見せられないのは大きなマイナスポイントです。
(実際『縮小してないのが見たい』と言われたことがあります。)

また、プロフィールページは公開されているので、一般に公開したくない制作物は載せられません。
【訂正】『閲覧制限機能』があり、公開範囲を設定できました。

その点、独自のポートフォリオサイトなら等倍で表示したり、ベーシック認証で鍵をかけたり、自由です。

ランサーズ内にも用意されているのに、あえて独自のものが利用できるか確認したのはそういった理由です。

① コンペの提案作品のポートフォリオ利用について

1点目。ランサーズで作った制作物の独自のポートフォリオへの掲載について。

デザインコンペで提案した作品は基本的にプロフィールの『提案』という項目に載ります。

こちらも表示は縮小されているので、ポートフォリオとしてはあまり望ましくないです。

以下、当選しなかった場合と当選した場合で説明します。

①-1 コンペで当選しなかった制作物は、独自のポートフォリオサイトに掲載できるか?

これは可能ということです。

ただ、条件付きで
『企業名など「クライアント様を識別できる情報」が含まれている部分を削除して』
とのこと。

さらに「クライアントを識別できる情報」に『会社情報(電話番号、住所)というテキスト情報の他、例えば会社外観、ロゴ、社長・従業員の顔写真といった画像も含まれるか?』と質問しました。

回答は、
『『識別できる情報』としてどのような情報の削除が必要となるかは、クライアント様に直接のご確認を』
ということでした。

基本、【『識別できる情報』を削除すれば許可なく掲載できる】けど、『識別できる情報』の判断は難しいので、結局掲載したい場合は一言断っといた方が無難、という印象でした。

ロゴやイラストなら、『識別できる情報』を除くのは難しくないかもしれません。
でも、コーポレイトサイトだと慎重に考えるとかなりボカシが必要になると思います。

個人的には『そんな体裁のは載せにくいし、そこまでするなら、ランサーズ内の「提案」のを見てもらった方がいいかな』という感じです。

もしクライアントに聞くなら、コンペが終わってすぐがいいでしょうね。

コンペが終わってだいぶ経ってから許可をとるのは気が引けるし、そもそも用が終わればランサーズにログインしないクライアントもいるでしょう。

【非公開設定のコンペについて】

非公開設定のコンペの提案作品は、そもそもプロフィールの『提案』にも載りません。

独自のポートフォリオサイトに載せたい場合は、クライアントと直接相談して許可が出れば可能ということです…が、まぁ、ちょっと難しいでしょうね。

オプション料金払って非公開にしてるのに、『ポートフォリオに載せていいですか?』と聞くこと自体アレな気がします…。

①-2 コンペで当選した制作物は、独自のポートフォリオサイトに掲載できるか?

コンペで当選した制作物の著作権は全てクライアントに譲渡されます。
これはプロジェクト方式でも同様。

当選した提案の著作権は譲渡されますか?

そのため、こちらもポートフォリオに掲載する場合は許可が必須。

この場合は承諾してくれることも十分あり得そうですね。
制作に関することで普通に連絡をとっているので、一言相談するのも難しくなさそうです。

② 独自のポートフォリオサイトへのリンクをランサーズ内に設置することは可能か?

2点目。これは基本的に難しそうと思ってました。
ポートフォリオサイトには普通お問い合わせフォームもあって、そこから直接コンタクトがとれます。

そうなると、『直接取引き』を禁止してるランサーズとしては認められないんじゃないかと。

プロフィールページには設置不可

プロフィールページには、外部URLはご記載いただけない仕組み』だそうです。
やはり、そこから直接連絡をとるのは防ぎたいということでしょうね。

提案の際はOK

コンペやプロジェクトの提案の際には外部URLのご記載が可能』ということです。

そういえば、たまにコンペをプロジェクトと間違えて提案してるランサーがいて、そこでポートフォリオのURLを貼ってるのをみたことありました。

デザインコンペだとそこまで重要じゃなさそうですが、プロジェクトだとかなり重要な判断材料になるでしょう。

自分も今後はプロジェクトにも参加しようと考えているので、アピール材料としてきちんとポートフォリオサイトは用意して臨もうかと思ってます。

さいごに

ポートフォリオ利用について確認した内容の紹介でした。
さいごにいままでの内容をまとめたので、参考にしてもらえたらと思います。

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