【地図作成④】背景に合わせてテキストを斜めにする
- 2014.05.14
- Illustrator

オブジェクトの角度に合わせてテキストを斜めにする方法を2つ紹介します。
1つ目はオブジェクトの[線]を利用
2つ目は回転ツールを使用
後者の方が自分は使いやすいのですが、一つ目もメリットがあるので両方取り上げます。
駅名を斜めにする
地図ではよく斜めに傾いた文字を見かけます。
サンプルの地図でも一ヵ所駅名を斜めにしているので、この部分を題材に作ってみます。
(駅名などはテキトー)
①背景のオブジェクトの線を利用する
一つ目は、背景の四角の[線]を利用する方法。
これで背景の角度に合った文字が入力できます。
あらかじめ②の方法と比較したメリットとデメリット
- メリット:
- 背景の[線]を利用しているので角度が正確
- デメリット:
- 線の長さが固定なので、あとで長い文字を入力する場合作り直しになる
最後にアルファベット-『JR』の部分を縦にするには【文字】パネルのメニューを開いて【縦組中の欧文回転】をクリック。
これでサンプルと同じ状態になります。
(『JR』を選択して、同じくメニューの【縦中横】をクリックすると、一文字分のサイズで横に並ぶ。この体裁のものも結構あるかと)
②回転ツールで斜めにする
まずはテキスト入力の際のポイントから。
テキストを入力する方法として、テキストツールを選択後、アートボードをクリックしてから入力してください。
(ドラッグしてテキストボックスを作らない)
理由は回転ツールで選択した際、次のような違いが出て、後の作業で影響があるため。
もちろん中心に来ても左端にドラッグすればいいんですが、その手間が省けるという話です。
では、作成の手順。
ベースラインの端(回転の基準点)と背景の[線]はスマートガイドのスナップ(吸着)頼りでなく、command(ctrl)+Yでアウトライン表示の状態で拡大して目視で合わせます。
(一応四角の角とかはスナップしてくれるけど、あまりジャストで合ってくれない)
あとは、文字のベースラインと[線]が重なるところまで文字を回転させます。
(これもスナップではなく、目で合わせた方が正確かと。実際作業する際は、最大の6400%に拡大)
この方法のメリットは
- 後で文字を制限なく追加できる
- ①と比べて手間が少ない
デメリットは基準点などを目視で合わせるので①より角度の正確性が若干劣るけど、見てズレがわかるレベルじゃないので問題はないでしょう。
他にも、
など、方法はケースバイケースで好みもあると思いますが、個人的には手間とのちの編集しやすさを考えて、二つ目がオススメです。
文字を垂直にする
最後に全体の角度は斜めだけど、文字の一つ一つは垂直というケースもあるので、その方法も。
(ここでは小数点は切り捨ててて)-125°だったので、合計を『-90』にするために『35』と入力します。
これで一つ一つの文字は垂直になりました。
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