【“内側描画”を活用】簡単に配置画像にマスクをかける
- 2014.06.16
- Illustrator

配置画像にマスクをかけるには
① 画像を配置
② マスク用オブジェクトを作成
③ 両方選択して[オブジェクト]→[クリッピングマスク]→[作成](command(Ctrl)+7)
④ サイズを調整
が通常の手順かと思います。
それを短縮して、配置する前からサイズを指定、+クリッピングマスクをかけた状態で配置します。
130x130pxのサイズでマスクをかけた状態で配置する
サンプルを使ってこれからやる事をもう一度説明。
サンプルには250x167pxの空の画像を使います。
この画像をイラレに配置して、130×130のサイズでクリッピングマスクをかけたい、という場合。
通常は冒頭に書いた①〜④の方法かと思いますが、130×130のサイズでクリッピングマスクをかけた状態で配置します。
『描画方法』の『内側描画』モードを利用
あらかじめ断っておくと、『内側描画』モードはCS5から。
機能としては、このモードにしてオブジェクトを作成するとそれがマスク用オブジェクトとなり、周りに点線のトンポのような枠が表示されます。
以降作成するオブジェクトやパスはすべてそのオブジェクトの中の領域だけ表示される、
つまり、クリッピングマスクをかけた状態でオブジェクト/パスを作成できるというものです。
この機能を画像を配置する際に利用します。
手順は簡単なので文章だけで。
任意の設定ができますが、ここではクリッピングパスの線をナシとします。
これでサムネール画像のような感じで、130x130pxのクリッピングパスでマスクをかけられた状態になります。
クリッピングパスのサイズを調整したい場合は、レイヤーパネルの<クリッピングパス>を選択。
配置画像を選択する場合はレイヤーパネルの<画像>を選択。
コントロールパネルにそれらを切り替えるアイコンもあります。
クリッピングパスの周りの点線を消すには、ツールパネルの[内側描画]モード以外をクリック(描画モードの切り替えはShift+D)。
もしくはクリッピングパスとマスクをかけたオブジェクトをまとめてカット&ペーストしても、内側描画モードは解除されます。
配置する画像のサイズでマスクをかける場合
合わせてもう一つ。
今度は一旦画像を配置してから、簡単にマスクをかける方法です。
これで画像にマスクがかかります。
ただクリッピングパスは画像と同じサイズなので、見た目的には変化なし。
マスクがかかるのと同時にクリッピングパスが選択されている状態になるので、選択ツールでサイズを調整します。
一つ目と二つ目、どちらも通常の方法よりお手軽なので、あとは好みやケースバイケースで使い分けると良いかと思います。
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『 +α テクニックまとめ イラストレーター編 ー目次ー』